あなたには失敗する権利がある。
こんにちは。オオバナソケイです。
私達には誰にでも「失敗する権利」がある。
— オオバナソケイ (@fall_uw) 2018年9月29日
これは奪われることを正当化しなくていい権利。例え親になんて言われてもね。
「躾」「教育」なんて建前で、奪われることを正当化する必要はないんです。
もしあなたが奪われた経験があるなら、怒りを持って当然なのです。
「失敗は成功の元」という言葉もあるくらいですから、
失敗を肯定的に捉えてきた人は昔からいたのでしょう。
失敗学の本だって出版されているくらいですからね。
ですが。
「受け入れられない」
「この言葉が腹落ちしない」
「言葉はわかるけど上手く実行できない!」
という方。そして落ち込んでしまう方は、実は多いんじゃないでしょうか?
そんなところで、今日は「失敗」についてです。
【目次】
そもそもなんでも「失敗=悪」にされすぎてないか?
我々はささいなことでも、【失敗=悪】にされすぎてませんか?
それこそ子供の頃からです。
親の言うことを聞かない=悪
テストでいい点取れない=悪
いい大学に入れない=悪
いい企業に就職できない=悪
上司の機嫌を取れない=悪
私の思い込みすぎですかね?
ともかく。
多かれ少なかれ、我々はこれらを「悪」とするニュアンスの言葉に大いに触れて
育って、そしてその延長で生活してる人が大多数だと思うのです。
でも、これってすごく窮屈じゃないですか?
なんでもかんでも悪にされて、その詳細も教えてもらえず、
苦しさの原因をもわからない。
…苦しくないですか?
何やってもいきなり「はいだめー!」と一発退場くらう感じですよね。
それってすごく怖い。
何を基準にしたらいいかわからないって不安ですよね。
こんな怖くて苦しい価値観が当たり前になってる自分ってどうでしょうか?
苦しくないですか?
だからこそ私が声を大にしていいたいのは
失敗する権利があるんですよ!ということです。
『苦しいのが当たり前でそれが人生だ』なんてクソくらえです。
そんな苦しい価値観を当たり前にされるのも、繰り返すのも
もう散々じゃないですか?
なので、読んでくださったあなたにはもう一度伝えたいんです。
「あなたには失敗する権利がある」
失敗する権利を認識してると「失敗が成功の元」になる。
ここで認識して欲しいことは、
- 失敗する権利は誰かに認められて生まれるものじゃなくて、
生まれながらにして誰しもが持つ権利で当たり前に存在していること。
- 「失敗しちゃった!次は頑張るよ!」を安易に肯定するものでもない。
ということです。
失敗の権利があるということは、
失敗の原因を安心感をもって探求する権利があなたにはある。
とも言い換えら得ます。
つまりは「なぜ失敗したか?」を細かく振り返り原因を突き止め、
再度チャレンジする。という過程を繰り返し行う権利がある。ということですね。
これが「失敗は成功の元」の正しい行動です。
逆に「失敗=悪=一発退場!」に基づくとどうでしょう?
これって原因をさぐれないんですよね。
退場したら原因探求のステージに立てないのです。
つまり失敗から学べないし、繰り返しもできない。
…これじゃなにも出来なくなるのも頷けますね。
ちなみに。
『悪いことをしたら、罰を受けてから再チャレンジならいいよ!』というもの。
子供の時、よくありませんでしたか?
おしおきや反省。
体罰とか反省文とかね。(反省文ってまだあるのかなぁ。)
これも失敗=悪の定義に基づいた行為ですね。
『失敗したら罰がある、辱められる、痛みがある』というメッセージは、
次のサイクルへ向かわせる行動を阻害するのに十分な力を持ちます。
罰があるっていうのは、安心感とエネルギーを奪う行為です。
【失敗→原因探求→原因発見→対策】を安心して行う前に、
【失敗→罰を受ける】が入ると、次へ向かうエネルギーを奪われるんですよね。
子供からしたら大人から罰されるのってすごく怖い行為ですよね。
恐れる方にエネルギーを持って行かれてしまうことも、容易に想像できると思います。
【失敗→原因探求→原因発見→対策】のサイクルに戻れなくなるのも頷けますね。
エネルギー切れじゃ、行動を起こせないですからね。
罰があると、結局【失敗=悪】から抜け出しづらい連鎖は止まらないのです。
失敗してはいけない場面があるから、失敗しておくし失敗について考える。
もちろん失敗してはいけない場面=成功したい場面は、人生に多々ありますね。
社会的に禁止されている行為もモチロンあります。
事故にあって初めて事故について学ぶ、じゃ死んでしまう可能性もありますからね。
だからこそ、失敗=悪にして禁止、恐れを使った抑圧をするのって危険なのです。
そこから先に進めない・進み辛くする行為ですからね。
これを「失敗しちゃった!次は頑張るよ!」にしても解決はしません。
進んでないので。
失敗=失敗なのです。単なる出来事なのです。
あなたの自身の価値を揺るがすものではありません。
出来事だからこそ、そのあとの扱いを選べるようになります。
出来事の捉え方は、私たちが選択することができます。
探求することも、逃避することも、あなたが選べます。
あなたは、何を選びますか?選ぶことで、何が起こりそうですか?
いつだって、選ぶ。
その権利を生まれながらに得ていることを、忘れないでください。
…おまけの推薦図書。
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全て行動から学ぶんじゃ非効率だし、事故で死ぬかも!って先ほど書きましたね。
なので、行動を選ぶ筋道があった方が、行動するにも安心しませんか?
じゃあどんな風に行動を選んでいこうか?出来事を捉えていこうか?
そのためのガイドマップ・入門書です。
お子様向け〜と本書には書いてありましたが、大人の問題解決の入門書としても最適だと思います。
それでは本日はこの辺で。